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​まずはじめに

TPC活動の説明をする前に、一つ私が好きな言葉を紹介します。

「努力に逃げるな。工夫しろ。」

この言葉を見て、何を感じたでしょうか。努力を否定するものではありません。

努力はとても大切な事です。多くの人が、職場でそれぞれの環境の中、

努力を重ねていると思います。しかし、その努力がより職場やお客様にとって

プラスになるように、目的を明確にして今一度考えてみましょう。

事例として、お客様に離れた場所に荷物を運ぶように頼まれたとしましょう。

その荷物を手に抱え、一生懸命歩いて運んだ人がいます。とても大変な作業です。

がんばったね、ありがとう、という言葉を期待するかもしれません。

しかし、それはお客様が望んでいることでしょうか。考えてみましょう。

離れた場所であれば、車で運んだ方が圧倒的に早いです。さらに遠方であれば

混載便(福山通運など)を使う方法もあります。

さらに言えば、お客様が荷物の中の書類を早く必要としていれば、書類を取り出し

スキャンしてメールで送付するのが最短です。中身の写真が欲しいとなれば、

写真を撮ってメールで送ってから発送方法を考えれば選択肢は増えます。

上記の方法で一番大変なのは、手で持って運ぶことでしょう。しかし、

「努力=お客様が何を望んでいる」とは異なります。何を望んでいるのかを

こちらからお客様に確認して、ベストな方法を考えることが重要です。

それが「工夫」となります。

聞くのが嫌だから言われたことをやろう、では、成果は望めません。

1つ1つの努力が成果になるように、目的を明確にして「工夫」してみましょう。

その工夫もがむしゃらにやってもなかなかうまくいきません。

 

今回お伝えするTPC活動の中に、その基礎となる流れが全て入っております。

TPC活動の流れを理解し、それを自然に展開できるようになれば、お客様や社員に

必要とされる人材となります。職場は活性化され、結果として業績も数字で明確に

見えてくるでしょう。一人一人の「工夫」の力が、組織の力としてお客様にとって

プラスの存在になってくれるはずです。

しっかり物事を理解し工夫を展開するのは簡単ではありませんが、やれば必ず

力になります。TPC活動を職場の仲間と進めてみましょう。

TPC活動とは

TPC活動とは、友鉄グループの中で、QCサークルと改善活動を融合して構成された

改善活動のことです。別名「小集団」とも呼んでいます。

同じ職場のメンバーで5~6人程度を1チームとして、毎週水曜日の昼休憩を

基本として集まり、30分程度、改善活動を行う取り組みのこととなります。

「TPC活動」の名称の由来は、社員からの公募で決定したものであり、

「友鉄ピラミッドサークル」の略となります。

ピラミッド 友鉄 TPC 小集団 改善 改善活動 QC tomotetsu 特性要因図 問題 課題 友鉄工業 友鉄ランド 友鉄マシン 友鉄 改善 TPC 小集団 友鉄マシン 友鉄工業 友鉄ランド 友鉄グループ

なぜピラミッド?

QC活動、改善活動は、日々の問題発見から解決、対策までをしっかりと

じっくりと行う必要があります。

改善できそうにない問題も、しっかりと小さなことから取り組んでいくことで、

一歩一歩確実に改善に近づくことが出来ます。

問題点に向き合い、目標を立てて、職場の仲間でそこに向かい取り組むことで

気が付けば、問題が減り、より作業性の良い職場に変わっていきます。

エジプトの大きなピラミッドも、最初から大きかったわけではありません。

何もない砂漠からスタートし、多くの人数で岩を1つ1つ運ぶことで、

何百年もの時間をかけてあの大きな1つのピラミッドになったのです。

計画を立てて、目標を決めて、土台をしっかりと固めて一歩一歩確実に

積み重ねたピラミッドのように、QC活動や改善活動を進めていこうという

思いを込めて、「ピラミッド」の名前を付けました。

・・と言われています。諸説あります(笑)

えんぴつ 友鉄 改善 TPC 小集団 友鉄マシン 友鉄工業 友鉄ランド 友鉄グループ 友鉄 TPC 小集団 改善 改善活動 QC tomotetsu 特性要因図 問題 課題 友鉄工業 友鉄ランド 友鉄マシン

​活動実施概要

TPC活動は毎週水曜日の昼時間(12:30~13:00)を基本に

それぞれのチームの状況に合わせて行っております。

リーダー、サブリーダー、書記を決めて、問題点や改善したいことに

ついて話し合います。リーダーはより具体的に日常業務に改善を反映

させるために、通常業務のリーダー的な立場の人が行います。

しかし、通常の業務の上司部下の指示命令体系ではなく、一人一人に

とっての改善であるべく、全員がフラットの立場で話し合いを行います。

活動の内容は指定フォーマットの報告書に記載します。

そのフォーマットには大きく以下の項目が記載されています。

「チーム名」「テーマ」「目的」「現状レベル」「要望レベル」

「目標」「対策の立案」「効果の確認」「歯止め」「残された課題」

自分たちで進めていく中で、うまく進めなかったり立ち止まってしまった時は

「推進委員」と呼ばれる人に相談して活動を進めます。

推進委員は条件を満たしたその職場の管理者が任命されます。

条件とは、活動経験年数や社外講習受講済み、上司承認等があります。

目安として、年に3回の活動完了を

目標としております。

よって、1つのテーマについてざっと

4ヵ月の活動期間となります。

​じっくりと活動に取り組みましょう。

報告書 友鉄 改善 TPC 小集団 友鉄マシン 友鉄工業 友鉄ランド 友鉄グループ 友鉄 TPC 小集団 改善 改善活動 QC tomotetsu 特性要因図 問題 課題 友鉄工業 友鉄ランド 友鉄マシン
マイク 友鉄 改善 TPC 小集団 友鉄マシン 友鉄工業 友鉄ランド 友鉄グループ 友鉄 TPC 小集団 改善 改善活動 QC tomotetsu 特性要因図 問題 課題 友鉄工業 友鉄ランド 友鉄マシン

年に1度のTPC発表会

12月には、各チームがその時の中で一番良かった活動を選び、それについて

発表を行う機会があります。それがTPC発表会です。

グループ全体で18チームあります。(2018年末現在)

それぞれのチームが改善のテーマ、経緯、目標、結果をステージで発表します。

自分たちがやってきたことを発表することで、改めて自分たちの活動を見直すと

同時に、人に伝えるためにパワーポイントで資料をまとめ、改善活動を深く掘り

下げることが出来ます。

また、他チームの活動を聞くことで、グループ内の情報共有はもちろん改善の

進め方、視点、効果などを学び、自分たちの活動に活かします。

このTPC発表会が、グループ3社が集まる貴重な場となっております。

​就業規則としては

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小集団の活動については業務の一環として就業規則に記載されています。

ベースの考え方、会社としての取り組み、規定を確認したい方は

就業規則P32「TS大分類A:組織に関する標準」A-02-02-00-Zをご確認下さい。

これをベースに日々の活動の骨組みが構築されています。

先輩や上司に流れを教わるのは大切なことですが、もし考え方に迷ったり

人に聞かれて答えられなかったりしたときには、規則のような言い方や

考え方に左右されないベースを確認することが有効な手段の1つです。

理想はこれを熟知した上で進めることですが、内容を理解する為にも

実際に活動に取り組んでからでないと分からないこともありますので

気になったときに見てみて下さい。

気になったときに見れば内容が分かりやすいです。

気にならない時に見ても内容が分かりにくいと思います。

もし就業規則についての質問等あれば上司に聞いてみて下さい。

 

<一部抜粋>

1.小集団とは

  小集団活動とは、同じ職場内で業務の改善を行う小グループ活動のことである。

  このグループが、会社方針、部門計画に沿って、改善活動をトップから一般社員にいたる

  全員参加で行う活動をいう。

 

2.小集団活動の基本理念及び目的

   小集団活動の基本理念は

  1)企業の体質改善、発展に寄与する

  2)人間性を尊重して、心の奥底よりやり甲斐のある明るい職場を作る

  3)人間の能力を発揮し、無限の可能性を引き出すという事である。

    我社ではこの基本理念に沿って、さらに下記の目的でこの活動を行う

   ①職場のコミュニケーション向上により、人間関係を良くする

   ②グループ活動を通じて、職場のリーダーシップを養う

   ③改善効果の蓄積による原価の低減、企業体質強化

   ④ひとりひとりが改善効果を発表し合い、相互啓発をはかる

​以下、気になる方は社員手帳(就業規則)をご確認ください。

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